池を作る方法
さて、池を作るには大きく分けて3つの方法がある。
1. 防水シートを張る
2. プラスチック製品を埋める
3. モルタルを打つ
である。
私は一応全て検討したうえで3にしたが、どの方法も一長一短があるので、自分の求める条件に合わせて決めるといいだろう。
極端な話、子どもの自由研究でメダカを飼うのに、モルタルで池を作る意味はない。
1. 防水シートを張る
メダカや金魚、カメなどを比較的小さな池で飼うのであれば、安価かつ便利な方法だろう。地面に穴を掘り、その内側に張って必要に応じてカット、縁を石などで押さえればそれでOK。
ビニールの質感が嫌なら、表面にざらざらしたスプレーを吹き付けるとか、荒木田土で表面を覆うなどの方法もありそうである。
また撤去や移動も比較的容易だ。
私がこの方法を採用しなかったのは、ミシシッピアカミミガメの尖った爪や、池の中に入れた石や鉢などによって破れてしまわないか、また耐用年数がどのくらいなのかが心配だったためだ。
2.プラスチック製品を埋める
ホームセンターやペットショップなどで売られている、いわゆる「ひょうたん池」を、穴を掘って埋める方法である。
こういった商品は、素材はプラスチックだが、見た目を御影石などに似せてある。また雲形をしていて直線的でないため、特に和風の庭に調和する。
これも、小さいものなら5,000円くらいからあるので便利かもしれないが、それなりに大きなものをと考えると、非常に高価である。容積250リットルで40,000円以上になる。
また耐用年数もはっきりしない。私は少なくとも数十年はもつ池にしたかった。
3.モルタルを打つ
モルタルとコンクリートの違いは、砂利が入っているか否かである。つまりセメントに砂を混ぜたものがモルタルで、そこに砂利を入れるとコンクリートとなる。強度はコンクリートの方が優れているが、表面はモルタルの方が綺麗になるので、池の場合はモルタルが適しているだろう。
この方法のメリットは何と言っても、好きな形、大きさのものが作れ、丈夫だということだ。それに費用もさほどかからない。
デメリットは、一番は廃棄が容易でないことだろう。破壊するのも一苦労だし、それをどうやって処分するのか……
それに「モルタルを打つ」と口で言うのは簡単だが、普通の人はそんなことをした経験などないだろう。かくいう私も今回が初めてだ。それでうまくできるだろうか……
とにかく、消去法でモルタルを打つことに決定。
お金に余裕があったら、モルタルを打つ前に防水シートを張っておけば、防水性能は万全となるだろう。しかし私はなるべく節約したかったので、この方法は採らなかった。
次回は穴を掘るところから書こうと思う。