モルタルを打つ準備
穴は掘れた。
次は、モルタルを打つ準備。
ここからの作業は、主にインターネットで得た情報を基にしたが、何しろ6年前になるので、参考にしたサイトなどを再び見つけることはできなかった。
穴掘りの最中に出てきた小石と、家の周囲から砕石を集め、底面に敷き詰めてよく踏み固めた。池はモルタルと水とでかなりの重量になるので、それを支えるためにこうした作業が必要になるらしい。
次に金網を張り巡らす。
ラス網と呼ばれる、モルタルの下地用のものを45cm×10mほど、ホームセンターで4,400円で購入。
これは必要だと言われていたために買ってきたのだが、実際、これがなければ土にモルタルを塗りつけることができない。平面やなだらかな斜面であればともかく、急な角度の斜面ではまず無理だ。
もちろん、木で型枠を作り、鉄骨を入れ、そこにモルタルを流し込むという方法もあり、その方が丈夫で美しいものになるだろう。しかし私はそこまで本格的な工程を上手くこなせる自信がなかったため、楽な方法を選択した。
ラス網をニッパーでカットしながら、穴の内面に広げていく。
網はどうしても土から浮き上がってしまうので、U字型の又釘を買ってきて、土に差し込んで金網を押さえた。まあそれでも浮くところは浮いてしまうのだが、結果から言うと、モルタルを打つ過程で何とかなるものなのであまり神経質にならなくてもいいだろう。
そうして網を張り終えた写真がこちら。
ご覧の通り、直角三角形に近い形。壁面はほぼ垂直なのだが、それではカメが這い上がれないため、写真の左上部分にスロープを作ってみた。
さて、この池は文字通り穴を掘っただけなので、排水はポンプで汲み上げるしかない。もしも周囲よりも高い場所に池を作ることができるなら、底面近くに排水口を設けておくと非常に便利だと思う。
次回はいよいよモルタルを打つ。