モルタルを扱う時には手袋をしないと大変なことになる
2008年3月19日。モルタル打ちの続きをした。
朝7時に起き、朝食も摂らずに作業を開始したのを覚えている。
先日できなかった部分にモルタルを打った後、周囲に石を配置していく。石はモルタルでしっかりと固定。
これらの石は、穴を掘っている最中に土の中から出てきたものである。そのため、池の縁に使うには小さくて見栄えが今ひとつだ。しかし今さらお金を出して買ってくる気にはなれず……実は、今でも少し後悔していたりする。
石の隙間などにモルタルを詰めるには、コテは使えない。手でモルタルを持ち、指で押し込んでいく感じだ。
またコテを使ったところも、最終的には手でならすと、綺麗に仕上がる。
しかし、ここで私は致命的なミスをした。
用意していたディスポーサブルの手袋がなくなってしまったため、モルタルを素手で扱ったのだが、やがて手がとんでもないことになった。
ぶよぶよとふやけたのはまだいいとして、皮膚のあちこちに穴が開いた。そして出血。
皮膚が指先を中心にして薄くなってしまい、最終的に破れたという感じである。セメントが強アルカリだというのは知っていたが、完全に甘く見ていた。
これまで私は、「必ず手袋をしましょう」というのは、皮膚が特に弱い人向けの言葉だと思っていた。ヘアカラー然り、ハイターなどの漂白剤然り。だからそれらを扱う際にも手袋などしたことがなく、そして今まで何ともなかったのだが、セメントだけは……
手袋をすることを強く勧める。
さて、とりあえず石の配置も進み、だいぶ池らしくなった。
このさらに数日後、石を増やし、仕上げのモルタルを全体に打ってこうなった。
この後はアク抜きを行い、そして……
私にはどうしても果たしたい野望があったのだった。それについては次回に書こう。