カメ以外の、池の生き物たち
うちの中庭の池には、カメの他にマブナとドジョウ、メダカがいる。
マブナとドジョウは、8年くらい前、通勤路の途中で小さな用水路にドジョウの稚魚がたくさんいるのを見つけ、ネットですくってきた。ドジョウを10匹ばかりつかまえたが、その中にマブナも3匹混じっていた。
水槽で飼っていたが少しずつ死んでしまい、1匹ずつになっていたのを、池ができたのを機に池に放した。
ドジョウは、うちの近くの田んぼでも毎年見られるので、時々網ですくって池に入れ、今では15匹くらいだろうか(実のところよく分からない)。
それほど増やしたいわけではないのだが、仔ドジョウが田んぼにいるのを見つけると、「そのうち田んぼの水が干上がってみんな死んじゃうんだよな……」と思い、少しでも助け出したくなってしまうのである。
ドジョウは池では繁殖する気配が全くない。底に泥がなければ難しいのかもしれない。そもそも飼育環境としてうちの池はあまり好ましくないのかも……隠れる場所は、杭の根元を固めているモルタルの下くらいだから。
メダカは最初20匹クロメダカを買ってきて入れ、5倍くらいにまで増えたものの、3年目に激減してしまった。近親交配を繰り返した結果、虚弱になったのではと思っているが真偽は不明。
それ以降、新しい血を入れるため、毎年10匹ほど買って来て池に入れている。以後40匹ぐらいをキープしているようだ。
私は、飼うのは身近な生物の方が好きだ。種類も増やすつもりはない。新たに入れるとしたら、オイカワかタナゴくらいだろうか。エビを入れたら藻を食べてくれるのかな。
タニシは増えても困るし……
時々カエルを池で見かけるので、産卵したら楽しいと思うのだが、今のところその気配はない。
上の写真、カエルがカメに乗っているのだが、お分かりいただけるだろうか。
また池の掃除をすると、時々ヤゴを見かける。しかし魚に食べられてしまうのか、羽化してはいないようである。これも、いつか杭にヤゴの抜け殻が残っていたらいいなあと思う。
多様な生物が住むようになるには、あまり掃除はしない方が、却っていいのだろうな。
底に砂やソヨゴの落ち葉が溜まると、ついついネットですくったりと掃除をしてしまうのだが、しばらく放っておいてみようか。