カメの学習能力は意外に高い、かも
1週間ほどここを放置してしまった。
仕事が忙しかったり、仕事ブログの方をせっせと更新していたというのもあるが、早くもネタが尽きてきた感も否めない。暖かくなってきたことだし、早く冬眠から覚めてくれないかな、カメ。
さて。
ミシシッピアカミミガメはもともと用心深い生き物である。アメリカでは「スライダー」と呼ばれるカメに含まれるが、これは何かが近づくと陸から水中に滑り込むように逃げるところから名付けられたらしい。
うちのミシシッピアカミミガメのハヤシさん(♀)も、人が現れると池の中に逃げ込むのだが、それはフェンスのドアから中庭に入った時に限られる。家のサッシを開けて中庭に入った時には、平然とした顔で微動だにしない。
家から現れる人間は安全だと分かっているのだろうか。
また私が中庭に行くと、餌がもらえるかもしれないと思うのか、そばに寄ってくるのが可愛らしい。カメも「人に懐く」のだ。
こんなことがあった。
夏の暑い夜、私は奥さんとウッドデッキでポップコーンをつまみにビールを飲んでいた。ハヤシさんは、餌がもらえるかもしれないと足元に寄ってきていた。
私がうっかりポップコーンを1つ落とすと、ハヤシさんは素早くポップコーンを咥え、池の中に飛び込んだ。まんまとオヤツにありついたわけだ。
それ以降、私がウッドデッキに出ると、ハヤシさんは以前ポップコーンが落ちたあたりの石ころを咥えて、池の中に飛び込むようになった。もちろん石なので食べはしない。一度ポップコーンにありついたことを覚えているのだろう。
その習慣は秋になって食欲が落ちるまで続いた。
あまりにも可愛かったので、またポップコーンを落としてみたい誘惑に駆られている。